荏原環境プラント(東京都大田区)は3月2日、岐阜県高山市より「高山市ごみ処理施設建設工事」を受注したと発表した。
同工事は、既存のごみ処理施設の老朽化に伴い、高山市から発生する一般廃棄物を処理するための新たな施設を建設するもの。適正かつ安定したごみ処理を行うとともに、エネルギーの有効利用を図り、循環型社会・脱炭素社会の実現に寄与する施設を整備していく。
今回受注にあたり、荏原環境プラントの豊富な実積だけでなく、エネルギー回収の工夫など脱炭素社会への配慮や地域貢献の面においても高い評価を受けたた。同施設では、ごみを焼却処理する際に発生する熱を利用して発電を行い、得られた電力は施設内の動力として利用する。発電に使用しない熱は、近隣の老人福祉施設へ供給し利用されるほか、冬期には構内の道路融雪(ロードヒーティング)に利用する。
今後、豊富な実績に基づいた確固たる技術を用いて、全国でもトップクラスの厳しい排ガス排出基準を満足する、安全・安心なごみ処理施設の整備を進めていく。
荏原環境プラントは、事業活動を通じて地域最適化された資源循環ソリューションを提供することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するとともに、企業としても成長していくことを目標としている。
<事業概要>
事業名称:高山市ごみ処理施設建設工事
発注者:高山市(市長:田中 明 氏)
施設規模:全連続燃焼ストーカ式:95t/日(47.5t/日×2炉)
事業期間(設計・建設期間):2022年12月21日~2026年2月13日(約3年2か月間)
事業予定地:岐阜県高山市三福寺町地内
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