日立GLS、BYD製の EVフォークリフトを導入

・カーボンニュートラルに向けた取り組みとして、3月から多賀事業所で稼働

 日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立GLS、東京都港区)は、3月1日、カーボンニュートラルに向けた取り組みとして、洗濯機やクリーナーなどの開発・製造拠点である多賀事業所(茨城県日立市)に、EVフォークリフトの導入を決め、初号機の稼働を開始したと発表した。今回稼働したのは、中国の大手電気自動車メーカーであるBYD製のEVフォークリフトで、総合商社のGSジャパンを介して(*1)輸入された車両。

 今後は、多賀事業所だけでなく、冷蔵庫などの開発・製造拠点である栃木事業所(栃木県栃木市)で稼働しているフォークリフトのほとんどを、EVフォークリフトに順次切り替えていく方針。なお、EVフォークリフトへの切り替えによるCO2削減量は、年間約520t(*2)と見込んでいる。

(1) GSジャパンは、BYD製EVフォークリフトの輸入元であるBYD FORKLIFT JAPANの国内販売店の一つ。 (2) 多賀事業所と栃木事業所における切替対象のフォークリフト台数より算出(一部、鉛電池のタイプについては含まない)。

 日立グループでは、2030年度までに事業所や生産活動におけるカーボンニュートラル達成に向けて取り組んでいます。日立GLSでも、2022年7月には栃木事業所で太陽光発電設備の稼働を開始し、2022年10月には本社で利用している電力を再生可能エネルギー由来に切り替えるなど、さまざまな取り組みを行っており、今後もカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを積極的に進めていく。

 日立GLSは、企業の存在価値を従業員ひとりひとりが認識し、社会や顧客の課題を自分の業務と関連づけて捉えて、その解決に貢献する取り組みを進めるため、従業員の起案で2021年4月にパーパスを策定した。今後もこのパーパスを指針に、環境負荷の低減に寄与する製品の提供拡大や生産プロセスにおける省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの活用などを進めていく。

■日立グローバルライフソリューションズについて
 日立グローバルライフソリューションズは、家電・空調を中心としたプロダクト事業、ソリューション事業に加え、これまで培ってきた事業基盤と日立グループの総合力、またデジタル技術を活用したイノベーションを通じて、「360°ハピネス ひとりひとりに、笑顔のある暮らしを」という想いのもと、「暮らしの充実」「医療の高度化、充実」「循環型社会」そして「低環境負荷」の4分野を中心に生活者のQoL向上に貢献するライフソリューションの創出、さらにグローバルアライアンスの強化による日立ブランド製品の海外販売とライフソリューション事業の海外展開を加速していく。

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