ヤマハ発動機、シンガポールにロボティクス事業の新会社設立

・東南アジア・インドでの販売・サービス体制を強化し、さらなる事業拡大を目指す

 ヤマハ発動機は2月6日、ロボティクスの需要が伸長している東南アジア・インドでの事業拡大を目指し、シンガポールに新会社を設立したと発表した。表面実装機や産業用ロボット分野において横断的に事業展開するクロスセル活動をメーカー主導で行うことにより、東南アジア・インドでの新規顧客開拓と世界標準の高品質なアフターサービスの提供を実現する。また、代理店支援体制を強化するとともに、代理店網の拡充にも取り組む。

 新会社の社名は「Yamaha Robotics Solutions Asia Pte. Ltd.」とし、2023年1月13日に登記を完了した。今後、事務所や設備等の準備を行い、7月に稼働予定。顧客や代理店、競合の本社機能が集中しているシンガポールに会社を置くことにより、東南アジア・インドに生産拠点をシフトする顧客や大手グローバルアカウントの獲得を目指す。

 ロボティクス事業は、中期経営計画の戦略事業領域に位置付けている事業。「YAMAHA ONE STOP SMART SOLUTION」コンセプトによる高度なトータルソリューションを、いち早く提供可能とする体制を構築し、さらなる事業拡大を目指す。

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