タクマ、播磨新工場とアフターサービス拠点「Supply Lab」が竣工

・拡大する再エネ・廃棄物エネルギー需要に対応

 ㈱タクマは1月26日、一般廃棄物処理プラントやエネルギープラントの主要設備であるボイラや燃焼装置の生産拠点、播磨工場の主要な更新工事を完了し、2023年1月より播磨新工場およびアフターサービス拠点Supply Lab(サプライ・ラボ)として稼働を開始したと発表した。

 同社はこれからも、この生まれ変わった播磨工場から社会課題の解決に資する製品を生み出し、再生可能エネルギーや廃棄物エネルギーの利用拡大を背景に多様化する顧客のニーズに対応し、高品質で安定稼働を実現するプラントやサービスを提供していく。

■新工場 概要
 タクマのプラント需要は高水準で推移する中、旧工場は操業開始約80年を経過し老朽化が進行、ボイラの大型化や高温高圧化など顧客のニーズも多様化しており、これらに対応する生産体制を整えた。

・最新設備と作業効率化による生産性の向上
・最高品質を追求する匠の技術の伝承
・人・環境にやさしいサステナブルな生産拠点

■Supply Lab 概要
 タクマのプラントは、社会インフラおよび企業の事業活動の基盤として、長期間安定的な性能を発揮することが求められる。顧客が長期間安心してプラントを使用できるよう、安定稼働に欠かせない部品を確実にストックし迅速に供給できるアフターサービス体制を構築した。

・ICTを活用した部品の一元管理と確実なストックによりお客様に安心を提供
・遠隔監視・運転支援拠点Solution Lab(ソリューション・ラボ)との連携による顧客満足度の向上
・部品共有化の促進による維持管理コストの低減

<概要>
建設場所:兵庫県高砂市荒井町新浜1丁目2番1号(播磨工場敷地内)
工場敷地面積:137,995㎡
新工場延床面積:新工場約19,000㎡(付属施設含む)
はりまオフィス棟:約4,300㎡(Supply Lab含む)
主要生産品:プラントを構成する主要設備であるボイラ、ストーカ(燃焼装置)
投資総額:約130億円(税抜)
工事工程:2021年 6月 第一期工事(新工場・Supply Lab)開始、
2023年 1月 新工場・Supply Lab竣工、稼働開始、2023年12月 第二期工事(解体工事、倉庫棟建設)完了予定
工場沿革:
1938年 株式会社タクマ(当時は「田熊汽罐製造」)創業
1942年 播磨工場操業開始
2013年 太陽光発電所完成

 ニュースリリース