㈱タダノは1月26日、「Tadano Green Solutions」の一環として多度津工場に、DaigasエナジーとのPPA(Power Purchase Agreement=電力 購入契約)による太陽光発電設備を完成させたと発表した。
タダノは、中期経営計画(21-23)で掲げる「2050年カーボンネットゼロ」の実現を目指している。今回完成の太陽光システムはパネル容量合計606.8kWで、年間自家消費量は 54.3万kWhを見込んでいる。これによって多度津工場の年間消費電力の32.2% を再生可能エネルギーで賄える計算となる。
タダノは長期環境目標として2030年までに「事業活動におけるCO2排出25%削減」 を掲げているが、今回の太陽光システム導入によって年間288トン、国内事業 所全体の1.5%のCO2排出を削減できる見通し。(2019年度基準値ベース)
また、同じく長期環境目標に掲げる「製品におけるCO2排出35%削減」につい ては、今年中に「世界初となる電動ラフテレーンクレーン」を発売予定。今後もさまざまな形でタダノは脱炭素社会の実現に貢献していく。
<システム概要>
所在地:タダノ多度津工場(香川県多度津町西港町14番地の1)
PPA事業者:Daigasエナジー株式会社
パネル容量:606.8kW
年間想定発電量:664,738kWh(うち自家消費量:543,195kWh )
太陽光自家消費率:32.2%
年間CO2削減量:288トン-CO2
発電開始:2023年1月
※PPAとは:Power Purchase Agreementの略。(電力購入契約) 今回の太陽光発電設備はDaigasエナジーが設備を設置・所有し、タダノが20年契約で発電を買い取り、工場で消費する形態となっている。