コマツは1月20日、電動式フォークリフト「FE25/30-2」について、一般社団法人日本機械工業連合会が運営する「令和4年度(第42 回)優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」において、最も優れた機器・システムに選定された製品に贈られる経済産業大臣賞を受賞したと発表した。
コマツは持続可能な社会の実現を目指し、2050年までにCO2排出を実質ゼロとするカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを推進している。フォークリフトの電動化については、従来、電動式フォークリフトの採用が困難だった顧客の脱炭素化に貢献するために、電動式フォークリフト「FEシリーズ」の1型である「FE25-1」の市場導入を2014年より開始した。同シリーズは電動式ならではの環境性能や経済性に加え、屋外使用を前提とした耐水性・防塵性、および急速補充電システムによる長時間稼働を特長としている。受賞した「FE25/30-2」は1型のフルモデルチェンジ機として2021年3月に発売を開始した。今年度からはリチウムイオンバッテリーを搭載した「FE25G/30G-2」の発売を開始するなど、コマツは電動式フォークリフトの稼働現場の拡大に取り組んでいる。
今回の受賞は、「FE25/30-2」が走行モーターの高出力化と屋外使用に対応した耐水性・防塵性の実装により、エンジン式フォークリフトと同等の走行性能と稼働能力を実現したことで、従来型の電動式フォークリフトでは対応が難しかった作業現場(木材、建設、産廃など)にも対応できる範囲を拡大した点を高く評価された。
なお、受賞した「FE25/30-2」は、2月1日から3日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「ENEX2023 第47回地球環境とエネルギーの調和展」(※2)のアワードコーナーに受賞企業として出展を予定している(オンライン展示は2月28日まで)。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。
■優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰:脱炭素社会の実現に資することを目的に、優秀な産業用の省エネ機器・システムおよび脱炭素機器・システムの表彰を行う。日本の2050年カーボンニュートラル宣言を受け、令和3年度から表彰名を「優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」に改め、従来の省エネ機器・システムに加え、優秀な脱炭素機器・システムも表彰対象となった。
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