住友重機械工業は1月12日、2022年12月23日にインドネシア国営電力会社(PT PLN)の関連会社であるPT Pembangkitan Jawa Bali Services (インドネシア東ジャワ州、以下PJB Services)とインドネシア政府主導のエネルギー分野における脱炭素・カーボンニュートラル政策に対する技術協力に関する覚書を締結したと発表した。
インドネシア政府は2060年までに温室効果ガス排出量実質ゼロという目標を打ち出し、段階的な石炭火力廃止・バイオマスへの燃料転換や、再生可能エネルギー発電比率の大幅な向上を計画しており、あらゆる企業に協力を求めている。その中、PJB Servicesも国営電力会社の一員として政府が推進する脱炭素化の目標達成に向けた取り組みの一翼を担っている。
一方、住友重機械グループは、高効率バイオマス発電の領域で広く普及している循環流動層(CFB)ボイラを始めとしたバイオマス専焼の分野において多数の実績を持つことから技術力を高く評価いただき、住友重機械とPJB Servicesが協力することで、インドネシアのエネルギー分野における脱炭素・カーボンニュートラル達成に向けて貢献できるとの考えから合意に至った。
インドネシアには再生可能エネルギー源として利活用が期待されるバイオマスの賦存量が非常に豊富にあり、今後も当社製品・技術・知見を通じて、同国バイオマス資源の有効活用と脱炭素化推進を支援し、インドネシアのカーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していく。
<PJB Servicesの概要>
会社社名:PT Pembangkitan Jawa Bali Services
設立:2001年
本社所在地:インドネシア 東ジャワ州
事業内容:発電所の運用、保守サービス