川崎重工業は12月20日、サステナブルファイナンスの取り組みとして、群馬銀行とポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を特定しない事業会社向け投融資タイプ)の融資契約を締結したと発表した。契約は、三井住友信託銀行から提供を受けた「ポジティブ・インパクト評価フレームワーク」を活用したもので、評価者である三井住友信託銀行以外の金融機関から個別融資を受ける試みは国内で初めてとなる。
川崎重工は、既に2021年8月にポジティブ・インパクト・ファイナンスによる融資を受けているが、日本におけるポジティブ・インパクト・ファイナンスの一層の活用促進のため、複数の金融機関と共通のフレームワークの活用を想定したスキームを検討していた。このスキームは、貸付人・借入人双方の負担を軽減し、なおかつ会社のポリシーと、統一的かつ整合的なサステナブルファイナンスが期待できるもの。
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