京セラは、今後の事業成長を目的に、長崎県諫早市に新工場を建設する方針を決定し、12月19日、長崎県ならびに諫早市に対し、南諫早産業団地内の用地約150,000㎡を新たに取得する申し入れを行ったと発表した。
京セラは、2023年3月期(今期)に売上高2兆円を目指しており、長期目標として、2029年3月期までの売上高3兆円の達成を掲げている。設備投資額は、先端半導体に関連する部品の旺盛な需要等を背景に、今期は過去最高となる2,000億円を予想しており、2024年3月期以降も今期予想を上回る高水準の投資を実施する計画。
今後の京セラグループの成長発展に向けては、国内外の既存工場での積極的な増産投資が必要である一方、既存工場のみではさらなる拡張が困難であることから、新工場の用地取得の検討を重ねてきた。生産拠点としての交通利便性、輩出される優れた人材、エネルギー等のインフラ環境の優位性が、今後の事業展開において最適であると捉え、長崎県諫早市の用地取得を決定した。
京セラでは、旺盛な市場要求に対応することで、グループの成長発展をはかるとともに、長崎県の経済活性化や新たな雇用機会創出による地域社会の発展に貢献していく。
<用地取得の概要>
名称:南諫早産業団地
所在地:長崎県諫早市小栗地区
面積:約150,000㎡
操業開始時期:2026年を目途
生産製品:部品事業を中心に検討中
想定人員:約1,000名程度