ダイフク、インドの生産拠点に新工場、旺盛な需要に対応

 ㈱ダイフクは12月15日、インドのテランガナ州ハイデラバードにある一般製造業・流通業向けシステムの製造子会社であるVega Conveyors and Automation Private Limited(以下、Vega社)に、新たな工場を建設すると発表した。

 近年、インドにおいては、急速な経済成長に支えられて、ここ数年は、市場が急成長しており、現在は、建設ラッシュにより、建築材料会社をはじめ、製造業からの受注が伸びている。

 Vega社は、12月13日に、テランガナ州政府と土地購入の基本合意書を締結しました。第一期で約20億インドルピーの投資を計画しており、今後、更なる拡充も計画している。2024年の工場完成後は、自動倉庫はじめ、高速搬送台車、コンベヤ、ソーターなどを生産し、生産能力は現在の4倍になる見込み。

 Vega Conveyors & Automation Pvt Ltd. Srinivas Garimella社長 コメント:
インド経済は世界で最も急速に成長している経済圏であり、ダイフクはイントラロジスティクス オートメーション市場が急速に成長し続けると予想しています。新工場では新たに250人の従業員を雇用し、工場の能力を最大限に活用しています

 株式会社ダイフク 取締役常務執行役員 イントラロジスティクス事業部門長 信田浩志 コメント:

 新拠点の設立計画について、テランガナ州政府の迅速な対応に感謝いたします。当社はインドを重点市場と捉えており、事業展開に力を注いでいきます。

■Vega Conveyors & Automation Pvt Ltd.について

 インド・ハイデラバードに本社を置くVega 社は、産業用オートメーションのパイオニア。1999年の設立以来、インド国内および世界各地に350社以上の顧客へ、コンベヤをはじめとする物流システムを提供している。2019年4月、ダイフクグループ入りした。

■株式会社ダイフクについて
 ダイフクは、1937年の設立以来、モノを動かす技術(マテリアルハンドリング)に磨きをかけ、物流の合理化を追求してきた。同社グループは、世界26の国と地域に生産・販売拠点を設けており、海外売上高比率は65%に達している。昨今、人手不足や生産性向上の課題解決につながる重要な社会インフラとして、マテリアルハンドリングシステムに期待が高まっており、これらのニーズに応えるため、同社グループは常に次世代の物流システムを先駆けて開発する企業であり続け、社会の発展につながるソリューションを提供していく。

 ニュースリリース