熊本県宇城市は12月5日、フォークリフトなど産業車両機器の販売や修理、物流システムのコンサルティング事業などを行うトヨタL&F熊本(熊本市)と、同社が松橋町竹崎に新事業所「トヨタL&F熊本株式会社商品化センター」を建設することに関して、立地協定を締結したと発表した。
同社は1975年に「熊本トヨタフォークリフト株式会社」として熊本市に設立された企業で、フォークリフトについては県内一円、約3,000社へ納入している。本社を上熊本、営業所を玉名、大津、宇城、八代、出張所を阿蘇、天草に構えている。
今回の新事業所は、事務所棟、整備工場棟、倉庫(モータープール)棟、機械室を設置。総延床面積は1,155.75㎡。2023年7月の操業開始予定。
市役所で行われた協定締結式で、與縄裕二(よなわゆうじ)代表取締役社長は「災害の際にフォークリフトを貸し出したり、停電しても使用できる井戸やバッテリーを備え、地域の方々に提供したい。また、宇城市の目指す『ちょうどいい』が見つかる街~UKINISM~の実現に尽力したい。」と話し、守田憲史市長は「本市でビジネスを拡大され、本市経済の発展に寄与されることを大いに期待します。地元から愛される企業として発展されることを願っております。」とあいさつした。