環境のミカタ(本部:静岡県藤枝市 )は11月29日、同日開催の取締役会において、既存工場増改築及び中間処理施設の新設について決議したと発表した。
環境のミカタグループは静岡県を中心として、廃棄物収集運搬・処分事業、リサイクル事業、行政受託事業(環境コーディネート事業)を主な業務として事業展開している。
昨今のプラスチック廃棄物による海洋汚染や、プラスチック資源循環法施行と共に高まる リサイクル及びリデュースへの意識もあり、プラスチック廃棄物による環境負荷低減を求め る声は大きくなっている。環境のミカタは、プラスチックの固形燃料化リサイクル事業に 15 年以 上の実績があり、現在もプラスチック廃棄物のリサイクルに尽力している。高まるリサイクルへの意識は、当地域のプラスチック廃棄物の課題となっており、その需要に応えるべく、 既存工場増改築及び同工場内に中間処理施設の新設を行うことを決定した。
地域のミカタとなり、地域課題の解決に向け、プラスチックリサイクルを強化する当該施設の拡大は、同社グループの成長戦略に寄与するものと考えている。
<既存工場増改築>
施設の名称 :アースプロテクションセンター第三工場 (静岡県焼津市利右衛門字天王 1049 番地 1)
施設の種類:廃棄物中間処理工場
増築面積 :332.5 m²(増築後合計面積 3,158.7 m²)
構造:鉄骨造
総投資額:約2.2億円
工事期間:着工:2023年2月、竣工:2024年3月
資金計画:当該資金については、取引金融機関から融資提案を受けており、当該融資により調達した資金及び補助金(二酸化炭素排出抑制対策事業費等 補助金)を充当する予定。 なお、詳細については決定次第発表する。
<中間処理施設(増築後の工場内に新設予定)>
施設の名称 :アースプロテクションセンター第三工場
所在地 :静岡県焼津市利右衛門字天王 1049 番地 1
施設の種類:固形燃料製造施設
固形燃料生産量:廃棄物中間処理施設(プラスチックの固形燃料化リサイクル施設) 最大26,000t/年
二酸化炭素抑制効果:化石燃料対比年間削減量 19,760 tCO2 (一般炭と比較) ※参考「環境省:地球温暖化対策事業効果算定ガイドブック」
施設規模 (計画処理能力):廃プラスチック類 100 t/日 木くず 101.2 t/日 紙くず 98.4 t/日 繊維くず 98 t/日 動植物性残さ 101.2 t/日
総投資額:約6.7億円
工事期間:着工:2023年7月、竣工:2024年3月
ニュースリリース