宮崎県は12月5日付けで、有限会社花菱精板工業(本社:延岡市)を県の立地企業(増設)として認定したと発表した。
同社は、延岡市内で精密板金加工といった金属加工を中心に業務を行っている。今回の計画は、半導体製造装置部品等の受注量増加へ対応するために工場規模を拡大するほか、防災の観点から、浸水や津波等の被害を避けるために工場を移転するもの。県は、雇用の創出はもとより、地域経済の活性化に貢献するものと大いに期待している。
同社では、本社工場移転に伴い、工場の面積を 2.5 倍に増床して、工業用部品洗浄機や食品調 理装置の配管組立、機内配線、試運転まで一貫して受注、製作を行う事で、将来は自社装置の設計、製作まで行える技術力を集積していきたいとしている。
<新工場概要>
事業所名:有限会社花菱精板工業
所在地:宮崎県延岡市北方町笠下字岩屋ヶ内寅309
設備投資額:2億9,938万円(2022年度)
敷地面積:4,463㎡
建物面積:1,727.32㎡
延床面積:1,909.32㎡
新規雇用予定:6人(2026年度)
事業内容:精密板金加工、筐体フレーム製作、装置組立試運転、ステンレス加工、各種機械部品製作
生産計画:2026年度/4億5000万円
着工予定:2022年12月
完成予定:2023年3月
操業開始予定:2023年4月