コマツ、カンボジアで小学校10校目建設の式典を開催

 コマツは11月28日、認定特定非営利活動法人「日本地雷処理を支援する会(理事長:岸川公彦/以下JMAS)」と提携し、2008年より行ってきたカンボジアでの地域復興支援プロジェクトにおいて、10校目の小学校が完成し、バンテイメンチェイ州で開校式典を開催したと発表した。

 式典には、バンテイメンチェイ副州知事をはじめ、10校目の生徒や教員、地域の方々、CMAC(カンボジア地雷除去センター)、JMAS、コマツ関係者の約400名が参加し、僧侶祈祷、国旗掲揚、国歌斉唱、生徒代表の挨拶、プレゼント贈呈などが行われた。

 小川社長はスピーチで、「バンテイメンチェイ州は、国内でも特に地雷が多く残っている地区で、今でも被害があると聞き心が痛むばかりです。コマツは2008年から支援に取り組んでいますが、実際に小学生の皆さんの元気いっぱいな笑顔を見て、支援を継続できて良かったと感じています。」とコメントした。

 コマツでは、2008年より対人地雷の被害に苦しむ地域において、地雷処理から復興までのコミュニティ開発を目的とした支援活動に取り組んでいる。活動累積実績は、2022年9月末時点で、対人地雷およびクラスター子弾処理面積4,826ha、道路整備99km、小学校建設10校(全生徒数約800名)、米作地均平化64haとなった。また、建設された小学校の卒業生の中から大学進学者も輩出している。

 今後もコマツは、カンボジアとラオスにおける対人地雷や不発弾の除去活動、ならびに地域復興支援プロジェクトを継続して支援していく。

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