保土谷化学工業(東京都港区)は11月8日、グループのSFC CO., LTD.(本社:韓国、以下、SFC)が、次世代事業を見据えた、 バイオ事業の更なる拡大を目的として、韓国・忠清北道清州梧倉に、本社機能を含む、R&D と生産設備を有したバイオ棟を新設することを決定したと発表した。
SFCのバイオ事業は、2020 年、2021 年に蔓延した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に 使用される「診断用オリゴ製品(PCR 診断キット用材料)」として複数の PCR 診断キットに採用され、 販売を拡大してきた。SFCが、開発・製造・販売する「診断用オリゴ製品」は、将来的に、「製薬用オリゴ分野」へ シフトしながら拡大していくことを見込んでいる。
具体的には、診断用オリゴ製品の開発・製造で培った技術を応用し、次世代医薬品である 「核酸医薬分野」の製品を製造していくことを目標としている。
製薬用オリゴ(核酸医薬)の市場は、世界的に拡大していくことが予想され、有機EL事業に 次ぐ第 2 の柱として、同社グループの成長に寄与するように育成していく考え。
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