㈱新日本科学(鹿児島県鹿児島市)は11 月 14 日、鹿児島県立ち会いのもと、鹿児島市と新社屋研究棟開設に関する 立地協定締結式を執り行ったと発表した。
今回の新社屋研究棟の増設は、医薬品業界において研究開発の迅速化や、費用の効率化等 のためCROへのアウトソーシング(外部委託)の動きが拡大する中で、近年好調な受注に対応 するためのもの。一連の改装工事と新築工事が完了すると受託キャパシティは工事前の 5 割以上増加となり、大型受注にも対応できるようになる。これにより、鹿児島から世界に 向けた新薬開発の発信が促進され、同地での雇用の創出や活性化など、地域経済の浮揚発展 に大きく寄与するものと期待されている。
新築する建物は、RC 造地上 8 階建て延床面積約 13,022 m²で、バイオアナリシス研究部門、 分析研究部門、IT 部門、研究スタッフエリア、会議室、役員室などを配置する。総工費は付帯設備工事を含めて約 54 億円を予定しており、2024 年 6 月に完成を目指す。
同社は、今後も「環境、生命、人材を 大切にする会社であり続ける」という企業理念に基づき、 「人類を苦痛から解放する」という使命を果たすべく、地域に根差した実直な行動を続けていく。
■新日本科学について
株式会社新日本科学(2395:東証プライム)は、国内外の製薬会社や研究機関、バイオベンチャー のパートナーとして医薬品開発業務の受託研究を行う、1957 年創業の国内初の CRO(Contract Research Organization)。新日本科学グループは、「環境、生命、人材を大切にする会社であり続ける」という企業理念のもと、CRO 事業においては、基礎研究・創薬を含めた医薬品開発の 全ステージを受託できる国内唯一の企業としてパートナーの新薬開発支援に取り組むとともに、 トランスレーショナルリサーチ事業では、独自開発した経鼻投与製剤技術やデバイスを活用した自社開発品のライセンス活動に注力している。また、鹿児島県指宿市では、広大な森林と自然を 活用したメディポリス事業を行っており、地熱発電やリゾートホテル運営などを通じて地域経済の振興と環境保全を推し進めるとともに、人々のウェルビーイング(Well-being)と生活の質の向上に 貢献し、幸せの連鎖を創造する活動を展開している。
<建築概要>
名称:鹿児島本社 新社屋研究棟
建築地:鹿児島県鹿児島市宮之浦町 2438
延床面積:13,018 m²
建築概要:RC 造地上8階建て2棟
用途:事業所、研究所
着工:2022 年 年内
竣工:2
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