扶桑化学工業、鹿島に200億円追加投資、半導体需要の伸びを想定

 扶桑化学工業(大阪市中央区)は 2022 年 11 月 9 日、同日開催の取締役会において、鹿島事業所(茨城県神栖市)における製造設備計画に200億円を投資することを決議したと発表した。

 電子材料事業の主力製品である「超高純度コロイダルシリカ」は、半導体微細化の進展に伴い、研磨剤用原料としての需要が高まっており、既報の通り、現在 2 つの事業所(鹿島および京都事業所)において、生産能力増強のための建設工事を行っている。

 世界の主要半導体企業は、中長期での半導体需要の伸びを予想し、積極的な設備増強を継続している。同社においても、今後のさらなる需要拡大が見込まれるため、鹿島事業所に、追加の設備投資を行うことを決定した。今回の投資により、2025 年の完成時には 2022 年度比で約 1.5 倍の生産能力に増える見込み。

<設備投資の概要>
所在地:茨城県神栖市東和田20番地 鹿島事業所内
設備投資内容:超高純度コロイダルシリカの製造設備及び付帯設備
投資予定額:200 億円
資金計画:自己資本及び借入金により充当
操業開始時期:2025 年 7 月(予定)

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