建設機械出荷、2022年9月は30.5%増の3,321億円、23カ月連続の増加

 日本建設機械工業会が10月31日に発表した2022年9月の建設機械出荷金額によると、 内需は6.8%増加の1,092億円、外需は46.4%増加の2,229億円となった。その結果、内需は3カ月連続の増加、外需は23カ月連続の増加となった。総合計では30.5%増加の3,321億円となり、23カ月連続の増加となった。

■ 内需は6.8%増の1,092億円、3カ月連続の増加

 内需について機種別に見ると、トラクタ7.0%増加の108億円、油圧ショベル4.5%増加の297億円、建設用クレーン25.2%増加の274億円、油圧ブレーカ・圧砕機13.3%増加の25億円、その他建設機械4.2%増加の74億円の5機種と補給部品5.6%増加の119億円が増加し、内需全体では6.8%の増加となった。

■外需は46.4%増の2,229億円、23カ月連続の増加

 外需について機種別に見ると、トラクタ60.4%増加の284億円、油圧ショベル70.2%増加の984億円、ミニショベル35.8%増加の314億円、建設用クレーン16.2%増加の67億円、道路機械32.9%増加の37億円、コンクリート機械90.3%増加の1億円、基礎機械34.9%増加の2億円、油圧ブレーカ・圧砕機28.3%増加の11億円、その他建設機械25.1%増加の283億円の全9機種と補給部品14.9%増加の247億円が増加した。

 地域別に見ると、北米が21カ月連続で増加、アジアが19カ月連続で増加するなど全9地域中8地域で増加し、外需全体では46.4%の増加となった。

■9月の油圧ショベル国内出荷台数は 8.5%減の2,748台、年度上期は7.3%減の10,935台

 9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,273台(前年同月比20.8%増加)、油圧ショベル2,748台(同8.5%減少)、ミニショベル2,826台(同8.2%減少)、クローラクレーン61台(同24.5%増加)、ラフテレーンクレーン155台(同13.9%減少)、アスファルトフィニッシャ37台(同15.9%減少)――となった。

 22年年度上期(4〜9月)の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ4,398台(前年同期比2.2%減少)、油圧ショベル10,935台(同7.3%減少)、ミニショベル12,739台(同1.8%減少)、クローラクレーン176台(同1.7%減少)、ラフテレーンクレーン539台(同14.2%減少)、アスファルトフィニッシャ230台(同8.7%減少)――となった。

 また、四半期単位統計機種では、トラック搭載型クレーン等は、4,796台(前年同期比28.4%減少)、高所作業車は6,185台(同312.3%増)――となった。

 2022年9月度建設機械出荷金額統計(ニュースリリース)