ヤマザキマザック、環境性能と生産性の向上を両立した横形マシニングセンタ “HCN-4000 NEO,HCN-5000 NEO”

 ヤマザキマザック(愛知県大口町)は10月25日、環境 性能と生産性の向上を両立した横形マシニングセンタ「HCN-4000 NEO,HCN-5000 NEO」を 11 月 8 日より販売を開始すると発表した。

 昨今、国際社会全体で脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進んでいる。製造業において も生産性の向上に加えて、消費電力や廃油等を削減した環境性能の高い工作機械が求められている。このような背景の中、同社は環境性能と生産性の向上を両立した横形マシニング センタ「HCN-4000 NEO,HCN-5000 NEO」を開発した。

 HCN-4000 NEO,HCN-5000 NEO は、油圧ユニットやチラーユニットなどの周辺機器の環境性能 も高めることで消費電力を削減。さらに、新開発のクーラントシステム(オプション)を搭載 することで、従来機と比較し大幅に消費電力を抑えることができる。切削量に合わせてク ーラントの吐出量を最適化することで省エネ運転を実現する。しま

 また、選択可能な主軸バリュエーションを拡大し、顧客のニーズに合わせた最適な仕様を 選択することができる。NC ロータリーテーブルを標準搭載しテーブルの割り出し時間を短縮、生産性の向上に寄与する。さらには、NC 装置の加工条件設定機能「SMOOTH MACHINING CONFIGURATION」の進化により、荒加工時の加工スピードを向上することで生産リードタイムの削減に貢献する。

 自動化対応では、多種多様な自動化システムとの接続も可能としており、多段パレットストッカシステムなど顧客の生産形態にあわせた最適な自動化システムを構築することができる。また油圧治具対応の強化により、長時間連続運転に適した仕様としている。

 なお、HCN-5000 NEO は 11 月 8 日より東京ビッグサイトで開催される JIMTOF2022 に出展する。

 詳細は、ニュースリリース