アイチコーポレーション、22年4〜9月期売上は7%増の270億円、通期予想は変えず

 ㈱アイチコーポレーションが10月26日に発表した2022年3月期第2四半期(2022年4〜9月)連結業績によると、売上高は前年同期を17億31百万円(7%)上回る270億 92百万円となった。セグメント別には、特装車売上高は前年同期を16億5百万円(8%)上回る207億85百万円、 部品・修理売上高は前年同期を1億33百万円(2%)上回る59億47百万円となった。利益については、営業利益は前年同期を1億48百万円(6%)下回る24億53百万円、経常利益は前年同期を1億48百万円(5%)下回る29億11 百万円となった。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を1億18百万円(5%)下回る20億78百 万円となった。

 アイチコーポレーション2023年3月期第2四半期データ

 第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の第6波に続き、第7波が到来し 感染者数が過去最大となる中、中国のゼロコロナ政策の影響等により引き続き、マイナス影響が顕著に現れる状 況が続いた。更には、ウクライナ紛争の長期化による原油・原材料価格の高騰、世界的な半導体不足による部品供給の停滞、 急速な円安に伴う輸入物価上昇、そして鉄鋼価格の急騰など厳しい状況が継続した。

 同社グループを取り巻く環境は、主力事業である特装車の国内販売は、経済活動の正常化に向け、 レンタル業界および電力業界を中心に先送りされていた設備投資に若干の回復傾向は見られるものの、ほぼ前年 同期と同水準で推移した。

 一方、利益については、鋼材および原材料価格高騰を始めとした急激な原価上昇に対し、売価への反映を 進めたが、同期間においては十分に吸収するには至らず、また、サプライチェーン正常化の遅れに加えトラ ックシャシ供給の混乱もあり、厳しい状況となった。

■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

 2023年3月期通期の業績予想については、経済情勢の先行きは不透明ながら、トラックシャシを含め部品供給の回復を見込み、2022年4月26日に公表した下記の業績予想を据え置いた。

 売上高615億円(前期比8.7%増)、営業利益76億円(10.8%増)、経常利益81億円(4.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益57億円(1.0%増)。

 アイチコーポレーションの2023年3月期第2四半期決算短信

 第2四半期決算参考資料