住友重機械工業 は10月26日、同社100%出資会社、住友重機械イオンテクノロジー(東京都品川区、以下SMIT)が、10月26日にイオン注入装置の新工場を竣工したと発表した。
世界の半導体市場規模は5G・6GやAI、新型コロナウイルスによるIT需要増の影響もあり、今後も堅調に伸びると見込まれる。その中でもSMITのイオン注入装置の主要マーケットであるイメージセンサーはスマートフォン、電気自動車・自動運転などの需要を追い風に当面は高い成長率を維持すると予想される。今後のさらなる事業拡大ならびに生産および物流の効率化を図るため、新工場を建設した。
■イオン注入装置とは:イオン注入装置は、半導体素子構造の材料となるシリコンウエハに、加速させたイオンを注入する装置。パソコン・スマートフォン・車などをはじめとして、さまざまな電気製品の中に搭載されている半導体デバイスの製造に不可欠。
<新工場の概要>
所在地:愛媛県西条市今在家1501
投資総額:約120億円
生産能力:既存設備と合わせて現状の2倍
建築面積:21,835.94㎡
延床面積:38,394.64㎡
<SMIT概要>
事業概要:イオン注入装置の開発、製造、販売およびサービス
工場所在地:愛媛県西条市今在家1501
設立:1983年4月
資本金:4億8千万円
売上高:約350億円(2021年度)
従業員数:約530名
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