ヤンマーエネルギーシステム、合成メタン対応のマイクロコージェネレーション システムを東京ガスへ納入

 ヤンマーホールディングスは10月20日、グループ会社であるヤンマーエネルギーシステム(大阪市北区、以下YES)が、東京ガスの横浜テクノステーションにおける実証設備の一部として、メタネーションガス(合成メタン)※を燃料とする出力35kWのマイクロコージェネレーションシステムの実証試験機を2022年9月14日に納入したと発表した。

 同機は、エンジンの燃料系部品を都市ガスと比べて熱量が低いメタネーションガスに合わせて変更することで、都市ガスを燃料とするガスコージェネレーションシステム「CP35D2」と同等の発電出力を実現している。また、都市ガスと同様のエンジン燃焼を維持することで、「横浜市生活環境の保全等に関する条例」の窒素酸化物(NOx)排出基準濃度をクリアしている。同機は、同実証試験施設で生成されたメタネーションガスを燃料として運転試験に活用される予定。

 ヤンマーグループでは、脱炭素社会の実現に向け、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進している。今後もYESは脱炭素燃料への対応技術の開発を進め、お客さまのエネルギーにおける課題解決と脱炭素社会の実現に貢献していく。

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