丸紅は10月12日、イスラエルで独自構造のエアレスタイヤ開発を行うGalileo Wheel Ltd.(以下、Galileo社)の株式を取得したと発表した。
Galileo社が開発したタイヤ「Cup Wheel」は、エアレス性能を有していることに加え、通常のタイヤと比べ接地面が拡大したことで、トラクション(1)が増加し、生産性の向上を実現した。さらにコンパクション(2)を低減し、土壌へのダメージを緩和する。既に農場を自動周回する灌漑農業機械向けに販売を開始している他、小型建設機械スキッドステアローダー向けの販売を予定しており、主に農業機械・建設機械向けに販売を拡大していく。
Galileo社製タイヤは市場で高い評価を得ており、今後、車両の自動運転化が進むことにより、メンテナンスが軽減されるエアレスタイヤの益々の需要の増加が期待される。丸紅は、グローバルな販売・マーケティング網を活用し、Galileo社が開発するエアレスタイヤの販売を支援していく。
(1)トラクション:タイヤが地面を進む駆動力、けん引力。 (2)コンパクション:接地面への圧力、踏圧。