㈱ジェイテクトは10月12日、経済産業省(幹事)、一般社団法人日本機械工業連合会(幹事)、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省共催の第10回ロボット大賞において、介護用パワーアシストスーツ J-PAS fleairy (ジェイパス フレアリー)の「先進性・独自性」及び「ユーザー視点」が評価され優秀賞(ビジネス・社会実装部門)を受賞したと発表した。
■ロボット大賞について
ロボット大賞とは、日本のロボット技術の革新と用途拡大及び需要の喚起を促すため、活躍したロボットの中から市場創出への貢献度や期待度が高いロボット、ロボットに関連するビジネス・社会実装、要素技術、研究開発及び人材育成を表彰する制度。
■J-PAS fleairyについて
少子高齢化に伴い介護人材不足は深刻な問題となっており、2025年度には38万人の介護職員が不足すると予測されている。そのうえ、介護現場での作業の多くは腰への負担が大きく、腰痛など業務に関連する心身の不調が介護職員の離職、休職の主な理由の一つとなっている。
ジェイテクトが新たに開発したJ-PAS fleairyは、介護作業での腰の負担軽減に特化した、軽量で動きやすい電動タイプのパワーアシストスーツ。従来のアシストスーツのほとんどは移乗支援のみと用途が限定的だったが、J-PAS fleairyは移乗支援に加え、衣類の着脱やおむつ交換、トイレ介助など、幅広い作業支援が可能。そのうえ、服飾等他業種との協業で布製装具を採用、約20秒で簡単着脱、防水機能で入浴介助が可能となついてた。また、アプリと連動でスマホからモード変更やアシスト力調整ができるなど、ユーザーにとって大変使い勝手が良い仕様となっている。
介護現場におけるロボットやセンサーなどの技術を活用した業務効率化を図ることのできる「スマート介護士」の資格を取得したメンバーが、J-PAS fleairyを開発した。介護作業のノウハウ習得や現場実証の推進、介護職員との連携強化などで効果を発揮した。
詳細は、ニュースリリース
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