岩谷産業とコータキ精機、水素ガス100%を使用して鋼板を切断する水素切断機を開発

 岩谷産業は10月5日、グループ会社でプレス機や切断機を製造・販売するコータキ精機(静岡県駿東郡長泉町)と共同で、水素ガス100%を使用して鋼板を切断する水素切断機を開発し、販売を開始したと発表した。

 100%水素のガス切断機をラインアップしたことにより、コータキ精機はあらゆる切断ガス(酸素と、アセチレン・LPG・ハイドロカット※・水素)を対象としたガス切断機の取り扱いが可能となり、顧客の様々なニーズに対応する。

 岩谷産業は脱炭素社会の実現に向け、水素エネルギー社会の早期実現に取り組んでおり、その実現には、水素のグローバルサプライチェーンの構築はもとより、エネルギー用途としての水素アプリケーションが増え、利用促進が図られることも重要となる。今回の水素切断機はサプライチェーン全体でのCO2削減に寄与する。この開発にとどまらず、さまざまな水素の用途開発を進め、脱炭素社会の実現に貢献していく。

 ※ハイドロカットとは、水素ガスをベースにエチレンを混合した当社オリジナルの切断用プレミックスガス。

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