日本建設機械工業会が9月29日に発表した2022年8月の建設機械出荷金額によると、 内需は8.5%増加の807億円、外需は34.8%増加の1,810億円となった。その結果、内需は2カ月連続の増加、外需は22カ 月連続の増加となった。総合計では25.4%増加の2,617億円となり、22 カ月連続の増加となった。
■ 内需は8.5%増の807億円、2カ月連続の増加
内需について機種別に見ると、トラクタ18.9%増加の90億円、油圧ショベル 2.4%増加の235億円、ミニショベル4.0%増加の64億円、建設用クレーン 16.7%増加の132億円、道路機械24.7%増加の33億円、基礎機械46.1% 増加の45億円、油圧ブレーカ・圧砕機6.7%増加の17億円、その他建設機械 1.7%増加の60億円の8機種と補給部品7.9%増加の106億円が増加し、内需全体では8.5%の増加となった。
■外需は34.8%増の1,810億円、22カ 月連続の増加
外需について機種別に見ると、トラクタ19.6%増加の210億円、油圧ショベ ル38.1%増加の678億円、ミニショベル21.1%増加の282億円、建設用ク レーン72.4%増加の67億円、道路機械9.9%増加の35億円、コンクリート機械29.9%増加の2億円、油圧ブレーカ・圧砕機26.1%増加の9億円、その他建設機械45.0%増加の261億円の8機種と補給部品45.4%増加の263億円 が増加した。
地域別に見ると、北米が20カ月連続で増加、アジアが18カ月連続で増加するなど全9地域中7地域で増加し、外需全体では34.8%の増加となった。
■8月の油圧ショベル国内出荷台数は 1.8％減の1,856台
8月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ639台（前年同月比14.7％減少）、油圧ショベル1,856台（同1.8％減少）、ミニショベル2,015台（同4.0％増加）、クローラクレーン25台（同16.7％減少）、ラフテレーンクレーン83台（同35.2％減少）、アスファルトフィニッシャ29台（同42.0％減少）――となった。