竹内製作所、米国新工場でクローラーローダーの生産を開始

 ㈱竹内製作所 は9月26日、米国の連結子会社である TAKEUCHI MFG.(U.S.), LTD.(以下、TUS)が 2022 年4月に取得した建設機械工場において、2022 年 9 月 23 日(現地時間 9 月 22 日)にクローラーローダーの生産を開始したと発表した。

 竹内製作所グループの今後の事業拡大を見据え、クローラーローダーの米国生産を目的として、TUS はコベルコ建機から米国サウスカロライナ州の建設機械工場を取得した。

 これまで、同製品の全数を本社工場(長野県埴科郡坂城町)で生産していたが、その9割以上を米国で販売している。同製品の世界最大の市場である米国で生産することにより、リードタイムを短縮し、より機動的な供給体制を構築することで、販売台数と市場シェアの拡大を図る。

 同工場は竹内製作所グループとして初めての米国生産拠点であり、このほど、セミノックダウン方式(※) による生産を開始した。従業員の安全と製造スキルの向上、そして製品の品質を最優先にスモ ールスタートし、徐々に稼働ペースを上げてフル稼働に至ると、同製品の生産能力は4割増加する見込み。

 将来的には、米国及びその周辺でのサプライチェーンの開拓を推し進め、コンプリートノックダウン方式(※)による“地産地消”を目指しており、輸出に伴うコスト、時間及び環境負荷を低減し、 より効率的なビジネスモデルへと変革を果たしていく。

※ セミノックダウン方式:日本の本社工場で製品が自走できる状態にまで 組み立てて、残りの工程を米国工場で行う。
※ コンプリートノックダウン方式 :全工程を米国工場で行う。

<米国工場の概要>
所在地:1876 Moore Duncan Hwy, Moore, SC 29369
(米国サウスカロライナ州スパータンバーグ郡ムーア)
生産品目 :クローラーローダー
敷地面積:約310,000m²(約94,000坪)
建屋面積:合計: 約 16,400 m² (約 4,970 坪)
工場棟:約 14,500 m² (約 4,400 坪) 、事務所棟:約1,600m² (約480坪) 、デモセンター:約 300 m² (約 90 坪) 、

 
従業員数:約 40 名(セミノックダウン方式でのフル稼働時:約 100 名予定)

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