International Federation of Robotics(IFR:国際ロボット連盟)、2022 年 9 月 26 日 — この季刊ニュースレターで、IFR の新しい (そして初の女性の) 会長として初めてお話しできることを大変光栄に思います。
■読者の皆様へ
この四半期ごとのニュースレターで、IFR の新しい、そして最初の女性の会長として初めて挨拶できることを大変光栄に思います。
夏休み直前の 6 月に、ロボティクスと自動化に関する世界で最も重要な 2 つの見本市、デトロイトでの Automate ショーとミュンヘンでのautomatica フェアが開催されました。2 年以上にわたるオンラインのみのイベントと社内見本市を経て、ロボティクス コミュニティとその顧客に提示された主要なトレンドを強調したいと思います。
人間とロボットのコラボレーション用に設計されたロボットの範囲は拡大し続けています。特に今年は、より高い積載量とより長いリーチを備えた新しい協働ロボットが新しい範囲のアプリケーションを開拓しました。多かれ少なかれ共有ワークスペースを含む作業モジュールに加えて、従来の産業用ロボット タスク、特に溶接アプリケーションの代わりにコボットがますます使用されるようになり、その使いやすさが優れています。
統合の容易さとプラグ アンド プレイも高い需要があります。 ロボティクス自動化への参入障壁を下げるように設計され、ユーザーが必死に求めている標準アプリケーション向けのより完全なソリューションが見られます。
これに伴い、新しいビジネス エコシステムの進化も目の当たりにしています。顧客は、ロボット自体だけでなく、グリッパーやオンライン アプリケーション ビルダーなどの互換性のあるプラグ アンド プレイ アクセサリを提供する「ワンストップ ショップ」を求めています。
プログラミングの容易さと使いやすさへの関心は、さまざまな独自のロボット プログラミング言語で訓練された社内のロボット工学の専門家を持たない多品種少量生産の顧客の間で特に高まっています。確立された産業用ロボット メーカーは、簡素化されたプログラミング ツール (多くの場合 GUI ベース) を提供することが増えており、事前にカスタマイズされたビルディング ブロックを提供し、通常はタブレットをインターフェイスとして使用しています。
AMR(自律移動ロボット)は、産業用ロボットとともに製造プロセスにシームレスに統合され、新しい生産レイアウトを可能にします。 ロボット アームを AMR に直接統合して「モバイル マニピュレータ」を実現することは、論理的な次のステップであるように思われ、これはますます多くのメーカーによって紹介されています。
高度なビジョン システムと人工知能も、特にピッキングとグリッピングの分野や品質検査において、新たな可能性を切り開いています。
ロボット システムのデジタル化とコネクティビティは、大きな進歩を遂げています。デジタル ツインにより、リモート モニタリングとフリート管理が可能になり、予知保全とプロセスの最適化が可能になり、新しいビジネス モデルが可能になります。
最後に、エネルギー価格が上昇し、企業の社会的責任が重視される時代において、生産ツールの持続可能性はますます高まる傾向にあります。総所有コストを考慮すると、エネルギー消費の少ないロボット、修理可能性、およびマシンのオーバーホールにより、全体的な寿命を延ばすことができます。
2021 年のロボティクス市場の発展に関する IFR の予備統計を両方の見本市でプレビューしましたが、最終的な数値は 2022 年 10 月 13 日にフランクフルトで開催される年次 IFR 記者会見で正式に発表されます。
今後の対面イベント、会議、または見本市のいずれかで、皆様にお会いできることを楽しみにしています。
よろしくお願いします
Marina Bill(マリーナ・ビル) IFRプレジデント
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。
コメントを投稿するにはログインしてください。