米キャタピラー、自律的に運搬した資材の量が 50 億トン超

・10年足らずで自動運搬を実現したマイニング業界初のマイルストーン

 Caterpillar(キャタピラー):2022 年 9 月22日

 40 億トン (44 億トン) の自動運搬マイルストーンに到達してから約 9 か月後、運搬用の Cat® MineStar™ コマンドを搭載したトラックは、現在 50 億トン (55 億トン) 以上を移動しています。2022 年には 14 億トン (15 億 7,000 万トン) を超えると予測されている 1 カレンダーイヤー(暦年)に運搬される資材の総量は、Cat の自動運転トラックの過去最高記録を上回るペースで進んでいます。

 現在、550 台以上のマイニング トラックに Command for Hauling (コマンド フォー ホーリング)が装備されており、3 つの大陸で運用されています。過去 9 年間、コマンドフォーホーリングを装備したトラックは、地球と火星の間のほぼ平均的な距離を移動し、負傷者のロスタイムはありませんでした。

 キャタピラー リソース インダストリーズ(資源産業)のグループ プレジデント、Denise Johnson(デニス・ジョンソン)は次のように述べています。

 「2013 年には、西オーストラリア州の FMG Solomonと BHP Jimblebarに最初の自動運転トラックを配置しました。それ以来、Command を使用して運搬するトラックは、2 億 km (1 億 2,430 万マイル) 近くを安全に走行してきました。キャタピラーは、過去 2 年間で稼働中の自動運転トラックの数を 40% 増加させました。自動化は、より持続可能な運用へのエネルギー移行に関して、鉱夫が必要とする価値を解き放つ技術を実装するための多くの鍵の1つであると信じています。」

 キャタピラー リソース インダストリーズ のバイス プレジデントであるMarc Cameron(マーク キャメロン)は、次のように付け加えています。
 「Escondida鉱山で BHP の運搬用トラック車両全体を置き換える新しい Cat 798 AC 電気駆動トラックは、自律性や脱炭素化など、サイトの主要なイニシアチブを前進させる技術を備えています。この契約により、Escondida | BHPは、フリートを自律運搬システム(AHS)テクノロジーに移行することで、自律計画の実施を加速します。」

 キャタピラー は、23 か所の異なる場所にいる 13 人の顧客が、完全なサイト自律型運搬ソリューションで成功することを可能にしました。 ソロモンとジンブルバーの鉄鉱石から始まり、当社のソリューションは現在、オイルサンド、銅、金、石炭、リチウム、リン酸塩を管理しています。 190 トンから 370 トン (210 トンから 410 トン) のクラス サイズにまたがる Cat 789D、793D、793F、797F、および電気駆動の 794 AC および 798 AC 採掘用トラックは、完全な自動運転が可能です。レトロフィット キットを使用すると、鉱山労働者はコマンドを拡張して、既存の Cat 採掘トラックに運搬できます。

 2019 年以来、キャタピラー は 9 つのグリーンフィールド オートノミー サイトのうち 8 つを獲得しています。

 Cat Mining のバイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーである Sean McGinnis (ショーン・マクギニス )は、次のように述べています。

 「2023 年には、ioneer Ltd の Rhyolite Ridge リチウムボロン鉱山で、運搬コマンドを 139 トン (153 トン) のトラック クラスに拡張します。これは、北米で AHS を使用する最初のグリーンフィールド プロジェクトです。現在、新しいCatトラックに要求される自律性への移行が見られます。70 台以上のトラックを保有する大規模な鉱山では、この技術を早期に採用していましたが、15 台未満のトラックを保有する小規模な鉱山では、自動運転の経済的な実行可能性が見られます。」

 キャタピラー は、自動化の使用を拡大して安全性と効率性を促進する機会について、業界を継続的に監視しています。キャタピラーは、●アイオニア用の Cat 785 への運搬のためのコマンドの拡張を超えて、採石場と骨材における Cat の自律性の可能性を認識しています。 さらに、キャタピラー の AHS 技術は、オーストラリアにある Rio Tinto (リオ・ティント)の Gudai-Darri (グダイダリ)鉱山で稼働している Cat 789D 自動給水車 (AWT) に導入されました。これは、運搬道路の自動散水用の世界初の AWT です。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。