ナブテスコ、精密減速機の新生産拠点、浜松工場の起工式を実施

 ナブテスコ(東京都千代田区)は9月23日、浜松市第三都田地区での新工場着工に際し、起工式を執り行ったと発表した。式典には静岡県の川勝平太知事、浜松市の鈴木康友市長をはじめ関係者も臨席、工事の安全を祈願した。

 浜松市に建設する新工場は「ものづくりイノベーションとSDGs高評価を有する世界No.1のス マート工場」をコンセプトに、精密減速機の生産工場として3拠点目となる。2023年9月 に予定している建屋の竣工後、順次設備の導入を進め、2030年には年産120万台の定時生産能力を構築する計画。

 工場新設の背景として、省人化・自動化ニーズの高まりによって精密減速機への高い需要が続いており、このニーズは今後もさらに増加すると予想されている。浜松工場に加 え、三重県津工場、中国江蘇省常州工場の3拠点の定時生産能力を2030年には年産234万台に引き上げ、顧客からの中長期的な生産数量増加の要望に十分に対応できる体制を整える。今後 は、静岡県内での取引先の探索や災害時の近隣地域へのインフラ提供を通して、地域の活性 化にも貢献していく。

<浜松工場の概要>
名称 :ナブテスコ株式会社 浜松工場
所在地:静岡県浜松市北区都田町川山地区第三都田地区工場用地11区画 生産能力:定時生産能力 年産120万台(2030年時点)
敷地面積:延床面積181,700m²
着工時期:2022年9月
竣工時:2023年9月
稼働開始時期:2023年10月
投資額:約470億円(2022年~2026年)

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