日本特殊陶業のグループ会社、㈱日特スパークテックWKSさつま工場(旧日本特殊陶業株式会社鹿児島宮之城工場)は、スパークプラグの主体金具におけるめっき工程の処理能力向上のため、新めっき棟及び設備を増設する。鹿児島県9月13日、さつま町と立地協定を締結したと発表した。
日本特殊陶業は、昭和11年10月に我が国最初のスパークプラグメーカーとして設立。同社のスパークプラグは自動車・オートバイをはじめ、航空機・船舶・農林業・産業用機械など幅広い分野において、国内はもとより世界各国で使用度が高く、現在では点火用プラグの世界シェアで約4割を占める世界最大のスパークプラグメーカー。
グループ会社の㈱日特スパークテックWKSさつま工場(旧日本特殊陶業・鹿児島宮之城工場)は、昭和49年に国内3番目の工場として操業開始以来、年次的な工場の拡張を経て順調に業績を拡大している。月平均で約2,600万個のスパークプラグを生産し、1工場あたりの生産量では世界一を誇る工場となっている。
今回の工場増設計画は、スパークプラグの主体金具におけるめっき工程の処理能力向上のため、新めっき棟及び設備を増設するものであり、併せて工場全体の更なる生産体制強化を図るもの。
<株式会社日特スパークテックWKSさつま工場の概要>
所在地:鹿児島県薩摩郡さつま町田原2238番地1
用地面積:230,957平方メートル
建物面積:59,600平方メートル
従業員数:710名(令和4年3月末現在)
事業内容:スパークプラグの製造
<工場増設の概要>
工場名:株式会社日特スパークテックWKSさつま工場
所在地:鹿児島県薩摩郡さつま町田原2238番地1
用地面積:230,957平方メートル(既存敷地)
建築面積:2,010.95平方メートル(延べ床面積3,764.98平方メートル)
着工予定:令和4年10月
操業予定:令和6年7月
投資予定額:約40億円
新規雇用予定者:10名
事業内容:スパークプラグの製造
生産計画:月産170万個の増産
<日本特殊陶業株式会社の概要>
所在地:愛知県名古屋市東区東桜一丁目1番1号アーバンネット名古屋ネクスタビル
設立:昭和11年10月
代表者:代表取締役取締役社長川合尊(かわいたけし)
資本金:478億円
売上高:4,917億円(令和4年3月末現在)
従業員数:3,668名(令和4年3月末現在)
事業内容:スパークプラグ及び内燃機関用関連品の製造・販売、ニューセラミック及びその応用商品の製造・販売、その他
<株式会社日特スパークテックWKSの概要>
所在地:愛知県小牧市大字岩崎2808番地
設立:昭和36年1月
代表者:代表取締役岩田和也(いわたかずや)
資本金:8,000万円
売上高:809億円(令和4年3月末現在)
従業員数:2,079名(令和4年6月現在)
事業内容:スパークプラグ及び内燃機関用関連品の製造
ニュースリリース(鹿児島県)