㈱三井E&Sマシナリーは9月1日、ラバータイヤ式門型クレーン(商品名:トランステーナ®)の駆動システムとして開発中である、水素燃料電池パワーパックについて、水素ガスによる性能試験を行い、計画値どおりの発電に成功したと発表した。
この開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け実施しており、グループ会社の三井E&Sパワーシステムズにおいて性能試験を実施した。今後、同システムをトランステーナ®に搭載し2022年10月より大分工場において実証運行を開始予定。
同システムはトヨタ自動車の燃料電池および大型の高圧水素燃料タンクを連携したものであり、自動車以外のアプリケーションに最初に活用した初の事例。この開発により、トランステーナ®のゼロ・エミッション化(商品名:ゼロ・エミッショントランステーナ®)が実現する。さらに、同システムの他のアプリケーションへの適用も検討している。
また、三井E&Sマシナリーはアンモニア焚舶用エンジンの開発や玉野事業場内に水素供給設備を建設するなど取り組んでおり、脱炭素化社会の実現に向け、船舶・港湾の脱炭素化に貢献していく。
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