コマツは8月31日、有線式電動油圧ショベル「PC138USE-11」を発売したと発表した。当該機は、電動油圧ショベルを連続して長時間使用したいという顧客のニーズに応えることを目的に、これまでコマツが培ってきた技術をベースにエンジン駆動式と同等の作業性能を発揮しつつ”排出ガスゼロ”や騒音・排熱の大幅低減を実現している。また国内導入した有線式電動油圧ショベルとしては、2021年7月発売の「PC78USE-11」に続く、2機種目の展開となる。
駆動源に電気モーターを採用し”排気ガスゼロ”や騒音・排熱・振動の大幅低減を実現することで作業現場の安全性・快適性を向上させるほかオペレーターのストレス軽減に貢献する。また、電気モーターの特性により車両寿命が延長されるとともに燃料補給やエンジン回りで必要とされたメンテナンス作業が不要になるため、車両のランニングコスト削減が可能。そのほか、電源を有線で直接供給するため充電式の電動車と異なりバッテリー残量を気にすることなく長時間連続稼働できるため、特に産廃処理工場など24時間稼働が必要とされる作業現場での生産性向上が期待できる。
コマツは、2020年に電動式ミニショベル「PC30E-5」※ を、2021年には有線式電動油圧ショベル「PC78USE-11」を国内向けに市場導入したほか、他機種の電動化についても外部パートナーとの共同開発を含め推進している。環境負荷の少ない建設機械の実用化を加速させるとともに今後の更なる普及を目指す。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。
【公表価格】 25,300千円(工場裸渡し消費税抜き)
【販売目標】 5台/年(国内のみ)
詳細は、ニュースリリース
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