鍛圧機械、22年7月の受注は21.8%増の268.2億円、20年12月以来のマイナス

 日本鍛圧機械工業会は 8月8日、2022年7月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は268.2億円と、前年同月比で21.8%減となり、2020年12月以来のマイナスとなった。特にプレス系のマイナス幅が大きく、板金系は微増だった。全世界的には依然として、一部部品の品薄や、物流関係の混乱、あるいはウクライナ侵攻や円安による原材料高騰等の影響が引き続き懸念される。

 機種別によると、プレス系機械は99.6億円と、前年同月比で45.7%減となり、中型プレスが72.2%増、油圧プレスが2.3倍で、その他はマイナスで、特に大型・超大型プレスが大幅マイナスだった。板金系機械は94.1億円で、前年同月比5.2%増となった。レーザ・プラズマが10.6%増、プレスブレーキも7.0%増だったが、パンチングが若干のマイナスだった。

 国内は100.3億円、前年同月比10.6%減となり、電気22.4%増、その他49.5%増となったが、自動車、一般機械、鉄鋼、金属製品はマイナスだった。

 輸出は93.4億円、前年同月比41.9%減となり、韓国・台湾向け79.6%増、インド向け6.7倍、東南アジア向け5.8%増で、中国向け、北米向け、欧州向けはマイナスとなった。

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