東洋エンジニアリングのインド現地法人であるToyo Engineering India Private Limited (Toyo-India ) は8月8日、インドのIndian Oil Corporation Limited (IOCL)が同国西部グジャラート州ヴァドーダラーで計画する減圧蒸留装置(250万トン/年)の新設工事を受注したと発表した。Toyo-Indiaは設計、調達、建設、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。
IOCLは同国政府の石油・天然ガス省傘下の最大の石油会社であり、グジャラート製油所はインド最大の製油所の一つ。同製油所では現在1,370万トン/年から1,800万トン/年への既設製油所の大規模拡張を予定している。拡張プロジェクトの投資総額は3,000億円以上で、より効率的な製油所運営と付加価値の高い製品生産を目指したものとなる。完成は2024年度上半期を予定している。
Toyo-Indiaは、現在IOCL向けに他にもパラディップ製油所、バラウニ製油所でプロジェクトを実施中。先のパニパット製油所での減圧軽油水素化精製装置に続き、IOCL向けへの連続受注となる。
多くの人口と巨大な中間所得層を抱え、今後も成長し続けるインドにおいて、TOYOは同国の経済発展に貢献していく。
<受注概要>
客先:インド石油公社(IOCL)
受注者:Toyo Engineering India Private Limited
建設地:インド グジャラート州ヴァドーダラー
対象設備:減圧蒸留装置 (250万トン/年)
役務内容:設計、調達、建設、試運転までの一括請負
完成予定:2024年度上半期
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