日本鍛圧機械工業会 は7月27日、2022暦年受注の修正予想を発表した。
概況:2022暦年の受注修正予想は3,840億円、前年比15.8%の増加と予想。新型コロナも新株でまだまだ感染拡大傾向にあるが、経済活動への影響は局所的なものとなっている。国内では経済対策等により、2022年は2021年に続き回復基調が続くとみた。国内外共に自動車でのEV関連や半導体製造装置関連、省エネ設備関連への生産設備、あるいはデジタル関連への投資が継続的に期待ができるが、一方で半導体等の部材不足や原材料高騰などの不安要素が残る。海外は、中国経済がいまだ停滞気味であり、米国のインフレ問題、ウクライナ紛争による欧州経済の影響が懸念されるが、総じて需要回復が期待される。
機種別:プレス系は1,600億円、前年比17.8%増と予想。国内は自動車のEV化対応や省エネ家電関連、半導体装置関連への新規投資の需要が期待される。海外も引続きEV化への自動車関連設備投資に期待。
板金系は1,370億円、前年比21.8%増と予想。国内は各種補助金や税制優遇措置等による景気の下支えに加え、半導体装置、社会インフラ、デジタル関連、建材向の需要に期待。海外は、東南アジア、インドでの回復に期待。サービスは870億円、前年比4.6%増と予想。
国内:国内は1,630億円、前年比16.9%増と予想。国内では政府による経済対策が下支えとなり、自動車のEV化を中心に、デジタル関連及び半導体製造装置関連や社会インフラ再整備等への投資に期待。
輸出:輸出は1,340億円、前年比23.2%増と予想。中国・欧米を中心にEV化対応による設備投資に期待。また新型コロナから立ち直ってきているASEAN、インド等新興国も期待できる。直近では、円安もプラス要因となっている。
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