㈱不二越は7月28日、高圧可変容量形ピストンポンプ「PZH シリーズ」に最小サイズ「PZH-0B」を追加すると発表した。工作機械・鍛圧機械、測定機、ミキサーなどの産業機械向けを対象に、2024年度までに500台/月の販売を目指す。
EVをはじめとする自動車、航空・宇宙分野におけるCFRPやチタンの加工、MLCC(積層セラミックコンデンサ)の製造には、プレス機などの鍛圧機械が用いられ、設備需要の拡大が予想される。また、鍛圧機械は、設備の省スペース・省エネニーズの高まりから、小型化・高出力化が求められている。
不二越は、2018年に、鍛圧機械をはじめとする産業機械の駆動源に適した高圧仕様、かつ省エネ・低騒音の高圧可変容量形ピストンポンプ「PZH シリーズ」を発売開始。機械の大きさに合わせて、最適なポンプ容量が選択できるよう、これまでの「PZH-2B」・「PZH-3B」に加え、2022年2月には「PZH-1B」を追加、3サイズを展開してきている。今回、新たに、小型の工業用材料測定機や産業用ミキサーなど、小容量での使用に最適な、最小サイズの「PZH-0B」を追加、更なる設備のコンパクト化・省エネに貢献する。
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