日本建設機械工業会が7月28日に発表した2022年6月の建設機械出荷金額によると、内需は4.6%減少の781億円、外需は12.0%増加の1,819億円となった。その結果、内需は8カ月振りの減少、外需は20カ月連続の増加となった。総合計では6.4%増加の2,599億円となり、20カ月連続の増加となった。
■内需は4.6%減の781億円、8カ月振りの減少
内需について機種別に見ると、建設用クレーン18.6%増加の151億円、基礎機械26.3%増加の29億円、油圧ブレーカ・圧砕機16.7%増加の23億円、その他建設機械17.5%増加の73億円の4機種と補給部品8.0%増加の122億円が増加したものの他5機種が減少し、内需全体では4.6%の減少となった。
■外需は12.0%増の1,819億円、20か月連続の増加
外需について機種別に見ると、トラクタ4.5%増加の182億円、ミニショベル13.7%増加の322億円、建設用クレーン43.1%増加の83億円、コンクリート機械20.6%増加の1億円、油圧ブレーカ・圧砕機19.2%増加の11億円、その他建設機械33.1%増加の255億円の6機種と補給部品47.9%増加の280億円が増加した。地域別に見ると、北米が18カ月連続で増加、アジアが16カ月連続で増加するなど全9地域中6地域で増加し、外需全体では12.0%の増加となった。
■6月の油圧ショベル国内出荷台数は29.0%減の1,490台
6月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ697台(前年同月比5.9%減少)、油圧ショベル1,490台(同29.0%減少)、ミニショベル2,063台(同11.0%減少)、クローラクレーン38台(同26.7%増加)、ラフテレーンクレーン82台(同12.8%減少)、アスファルトフィニッシャ36台(同10.0%減少)――となった。
2022年1~6月累計では、ホイールローダ4,232台(前年同期比8.4%減少)、油圧ショベル11,100台(同2.0%減少)、ミニショベル12,851台(同1.3%減少)、クローラクレーン191台(同8.5%増加)、ラフテレーンクレーン695台(同5.5%増加)、アスファルトフィニッシャ236台(同4.1%減少)――となった。
四半期統計機種の1~6月累計によると、トラック搭載型クレーン他は、4,931台(同26.2%減少)、高所作業車は5,429台(同14.9%増)――となった。