・工場は三重県伊賀市に全面移転
津田電線(京都府久世郡久御山町)は7月19日、2024年に創業170周年を迎えるにあたり、2024年に向けて本社および工場を移転すると発表した。
本社は2023年中にも、京都市伏見区横大路に移転し、敷地内に光部品の加工場も建設する。津田電線にとって、伏見は明治の初め、伏見工場を構えて日本初の市電を動かすトロリー線を作り、京都伏見線に納入したゆかりの地である。
工場は三重県伊賀市に全面移転する。新設する「伊賀工場」の住所は三重県伊賀市槇山3455-20。敷地面積は現久御山工場とほぼ同じ広さの3万8,023㎡となり、敷地内に新たな工場棟を建設する。(画像はイメージ)
新工場棟は1階建てで、延床面積は1万1,607㎡。2022年12月着工、翌年6月末の完成を目指し、2024年4月に全面稼働させる計画。
新工場建設地に三重県伊賀市を選んだ理由については、関西・中京の2大経済圏の中間に位置して、自然災害に強い立地にある。また、明治時代に先祖が寄進を行いその玉垣が残っている広徳寺(滋賀県甲賀市)が近くにあることで、この地に縁を感じたことも挙げられる。これからも将来に向けて、社会貢献すべく強みを生かして、ご期待に添える企業であり続けることを目指していく。
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