日本鍛圧機械工業会は 7月8日、2022年6月度の鍛圧機械受注実績を発表した。それによると受注総合計は439.2億円と、前年同月比で38.7%増となり、2021年年初から18ヶ月連続プラスとなった。また、単月で400億円越えはコロナ禍前の2017年3月以来となる。しかし、全世界的には依然として、一部部品の品薄や、物流関係の混乱、あるいはウクライナ侵攻や円安による原材料高騰等の影響が引き続き懸念される。
機種別によると、プレス系機械は199.6億円と、前年同月比で53.1%増となり、中型プレスが2.8倍、超大型プレスが2.2倍であったが、小型プレス、大型プレス、油圧プレス、フォーミングはマイナスであった。板金系機械は161.6億円で、前年同月比46.0%増となった。パンチングが55.1%増、レーザ・プラズマが37.2%増、プレスブレーキも48.8%増であった。
国内は210.0億円、前年同月比77.4%増となり、自動車2.9倍、電気81.7%増、一般機械2.5倍、鉄鋼68.9%増となり、金属製品のみ若干のマイナスであった。
輸出は151.2億円、前年同月比23.3%増となり、中国向け68.9%増、北米向け20.5%増、韓国・台湾向け41.5%増であったが、東南アジア向け、欧州向けはマイナスとなった。