タクマ 、中国木材のリージョナルパワー向けバイオマス発電プラントを受注

 ㈱タクマは7月5日、リージョナルパワー(広島県呉市)より、10MW級バイオマス発電プラントの建設工事を受注したと発表した。

 リージョナルパワーは、製材や集成材、プレカットを手がける大手総合木材企業の中国木材(広島県呉市)が設立したバイオマス発電事業会社で、製材の過程で発生する端材などを利用した発電事業を行っている。

 同事業では、中国木材の鹿島工場内にバイオマス発電プラントを建設し、製材過程で発生する端材を主な燃料として9,990kWの発電を行う。中国木材向けにこれまで納入したプラントの安定的な稼働実績と、国内外合わせて630基以上の豊富な納入実績を有し、多様な燃料に対応可能なタクマのプラントが高く評価され、採用に至った。中国木材向けのバイオマスプラントの受注は本件で13基目となる。

 タクマは今後も、これまでに培ってきた豊富な実績と技術をもとに多種多様なバイオマスの特性に対応した高効率なプラントの提供を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献し、ESG課題でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指していく。

<受注概要>
契約先/納入先:リージョナルパワー株式会社/中国木材株式会社
建設場所:茨城県神栖市東深芝2-2 中国木材株式会社(鹿島工場)敷地内
設備概要:バイオマス発電プラント(発電出力:9,990kW)
用途:FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用した発電事業
使用燃料:樹皮、乾燥オガ、製材端材、建築廃材、間伐材等
完成予定:2025年3月末

 ニュースリリース