㈱タクマは6月28日、泉北環境整備施設組合(大阪府泉大津市、和泉市、高石市の3市から構成)が発注する泉北クリーンセンター基幹的設備改良工事を受注しと発表した。
■工事の概要
社会インフラである都市ごみ焼却施設は、長期にわたって安定的な稼働が求められる一方、国内の約1,000の稼働中施設のうち約7割が稼働後15年以上を経過しており、設備の更新や施設の長寿命化ニーズが高まっている。同施設は2003年3月に竣工、稼働後19年が経過している。同工事では、通常のメンテナンスでは実施が困難な主要機器の更新・改良を行い、施設の長寿命化やCO2排出量の削減とともに、災害廃棄物処理体制の強化を図る。工事完了後はCO2排出量を5%以上削減し、概ね10年間の安定稼働を確保する計画。
■工事におけるタクマの取り組み
タクマは、国内外の都市ごみ焼却施設で約370施設の建設実績と多数の運営実績に基づく高度な熱利用技術や省エネルギー技術を有しており、施設の長寿命化やCO2排出量の削減、ランニングコストの低減といった顧客の様々なニーズに応じて最適な基幹的設備改良が可能。同工事では、各機器の高効率化や電気計装設備の更新など、施設の長寿命化やCO2排出量の削減に貢献する改良工事を行う。
■今後のタクマの取り組みについて
タクマは今後も、地域の安心・安全な生活や環境保全を実現する施設の建設・基幹的改良工事、運営を通じて、ESG課題(※2)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成に貢献していく。
<事業の概要>
発注者:泉北環境整備施設組合(大阪府泉大津市、和泉市、高石市の3市で構成)
受注者:株式会社タクマ
工事名:泉北クリーンセンター基幹的設備改良工事
建設場所:大阪府和泉市舞町87番地
施設概要:
ごみ焼却施設
処理能力:300t/日(150t/日×2炉)
処理方式:ストーカ式
発電出力:9,300kW
主な改良内容:送風機・ポンプ・空気圧縮機等の高効率化、DCSなど電気計装設備の更新・改造、ボイラー過熱器の一部更新など
契約金額:23億9,500万円(消費税抜き)
契約工期:2022年6月~2024年3月
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