コマツ、米国のコマツマイニング新工場で開所式

 コマツは6月28日、100%子会社であるコマツマイニング(以下、KMC)が、6月27日に、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーのサウスハーバーキャンパス内にある新工場の正式なオープンを記念し、現地で開所式を実施したと発表した。

 コマツマイニングの新本社工場であるサウスハーバーキャンパスは、技術・サステナビリティ・コラボレーションをキーワードに、約3億ドルを投資し、従来点在していた本社や生産工場を、より生産に適した沿岸部に集約することで効率化、生産性向上を図ったもの。

 今回量産を開始した新工場は、P&Hブランドのロープショベルやサーフェイスドリス、大型鉱山機械の主要部品の生産拠点であり、サウスハーバーキャンパス内に約43万フィートを有している。2022年3月より生産設備の移管をすすめ、順次量産を開始している。2022年中に全ての機種の設備移管と量産開始を予定している。

 開所式には、コマツの小川啓之代表取締役社長(兼)CEOのほか、ウィスコンシン州のトニー・エヴァース知事が出席し、植樹式を行った。

 コマツは新中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。

■ウィスコンシン州のトニー・エヴァース(Tony Evers)知事のコメント
 「ウィスコンシン州は、充実したインフラ、勤勉な人々、教育や職業訓練に対する州の戦略的な投資、そして質の高い暮らしなど、多くの可能性に満ちています。ミルウォーキーで135年以上の歴史を持つコマツマイニングは、グローバル企業にとって、ウィスコンシン州への投資がいかに重要であるか、またなぜそうすべきかを明確に示しています。 」

■コマツの小川啓之代表取締役社長(兼)CEOのコメント
 「サステナビリティに特化したサウスハーバーキャンパスの設立は2050年までにカーボンニュートラルを達成し、企業として持続的な成長をするためのコマツの取り組みの一つです。カーボンニュートラル達成はコマツにとっても重要な目標であり、社会とともに地球温暖化防止に取り組むとともに、このキャンパスを通じて、成長戦略を実行することにより、ミルウォーキーの地域社会にも貢献していきたいと考えています。」

 ニュースリリース