MHIETのインド拠点MVDE、産業用小型ディーゼルエンジンの累計生産台数20万台を達成

・高い堅牢性や“ものづくり”品質への評価から製造・販売が堅調に推移

・MVDE製ディーゼルエンジンは世界各国の顧客から高い支持
・記録達成をさらなる弾みに、拡大を続ける顧客ニーズへの対応とグローバルネットワークを活用した拡販に注力

 三菱重工業は 6月22日、グループの三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET、本社:相模原市中央区)がインドで運営するMitsubishi Heavy Industries-VST Diesel Engines Pvt Ltd.(MVDE、本社:マイソール)が、産業用小型ディーゼルエンジンの累計生産台数20万台を達成したと発表した。過酷な環境に耐える高い堅牢性、日本で培った“ものづくり”の品質が高く評価されたことに加え、農業機械や発電機向けなどに搭載するエンジン需要が好調に推移したことから実現したもの。

 MVDEは、2007年7月に現地の農業機械メーカーVTTL社(V.S.T. Tillers Tractors Ltd.)と合弁で設立されたMHIETの子会社で、出資比率はMHIETが96.8%、VTTL社が3.2%。MVDEが製造・販売する農業機械や発電機向けなどの各種ディーゼルエンジンは世界各国の顧客から高い支持を受けており、2018年8月には累計生産台数10万台を達成している。中でもインド国内の顧客層は、国内市場のみならず欧州などの輸出市場にも注力して同エンジンを採用した製品の販売を伸ばしており、これに伴いMVDEのディーゼルエンジン生産台数は堅調に増加している。

 MHIETとMVDEは、今回の20万台という記録達成をさらなる弾みに、インド市場の需要拡大に向けた営業・調達・生産・サービス体制を強化することで拡大を続ける顧客ニーズに誠実に応えるとともに、グローバルネットワークを活用した拡販にも一層注力していく。

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