タクマ 、中国木材向け 10MW級バイオマス発電プラントの建設工事を受注

 ㈱タクマは6月21日、中国木材(広島県呉市)より、10MW級バイオマス発電プラントの建設工事を受注したと発表した。

 中国木材は製材や集成材、プレカットを手がける大手総合木材企業。同社は製材の過程で発生する端材などを利用した発電事業も手掛けており、同事業では、同社の関連会社である長良川木材事業組合の隣接地にバイオマス発電プラントを建設し、同組合の製材過程で発生する端材や周辺地域の間伐材を燃料として9,990kWの発電を行う。同社向けにこれまで納入したプラントの安定的な稼働実績と、国内外合わせて630基以上の豊富な納入実績を有し、多様な燃料に対応可能なタクマのプラントが高く評価され、採用に至った。同社向けのバイオマスプラントの受注は本件で12基目となる。

 タクマは今後も、これまでに培ってきた豊富な実績と技術をもとに多種多様なバイオマスの特性に対応した高効率なプラントの提供を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献し、ESG課題(※1)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指していく。

(※1) タクマのESGへの取り組みについて:
https://www.takuma.co.jp/esg/

<受注概要>
発注者:中国木材株式会社
建設場所:岐阜県郡上市白鳥町中津屋1372-13
設備概要:バイオマス発電プラント(発電出力:9,990kW)
用途:FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用した発電事業
使用燃料:間伐材、樹皮、製材端材、乾燥オガ等
完成予定:2025年3月末

 ニュースリリース