日揮、インドネシア法人がガス処理プラント建設プロジェクトを受注

 日揮ホールディングスは6月20日、インドネシア現地法人であるJGCインドネシア社が、独立系石油・天然ガス生産事業者Jadestone Energy社のインドネシア法人であるJadestone Energy (Lemang) PTE. Ltd.(ジェッドストーンエナジー(レマング)社)から、天然ガス処理プラント建設プロジェクトを受注したと発表した。

 同プロジェクトは、ジェッドストーンエナジー社が保有するAkatara (アカタラ)ガス田から生産される天然ガスを精製する設備を建設し、精製されたセールスガスをガスステーションに輸送するガスパイプラインを建設するもの。セールスガスはインドネシア国内で主に火力発電所の燃料として使用される予定。

 日揮は1970年代に同業他社に先駆けてインドネシアにEPCグループ会社として、JGCインドネシア社を設立し、40年以上にわたり同国のニーズにきめ細かく対応し、実績を重ねてきた。今回の受注は、同国におけるJGCインドネシア社の長年の実績、プロジェクト遂行能力、価格競争力などが総合的に評価された結果であると考えている。

 日揮グループは、中期経営計画「BSP2025」における重点戦略として「EPC事業の成長市場・分野の拡大」を掲げ、2022年1月1日付で統括拠点としてJGCアジアパシフィック社を設立し、インドネシアなどのアジア太平洋地域におけるリージョナル経営体制を推進している。今後も日揮グループは、このリージョナル経営体制をベースに、オイル&ガス分野のみならずオイル&ガス分野の環境負荷低減・脱炭素ソリューションの支援、再生可能エネルギー発電やライフサイエンスを中心とする各種インフラ分野での案件受注に向けて、積極的な営業活動を展開していく。

<プロジェクトの詳細>
契約先 :Jadestone Energy (Lemang) PTE. Ltd.
アジア・太平洋地域で石油・天然ガス生産事業を展開する独立系企業Jadestone Energy Plc(ジェッドストーンエナジー社)のインドネシア法人
建設場所:インドネシア共和国南スマトラ州ジャンビ(首都ジャカルタの北西約600km)
役務範囲:天然ガス処理プラント(処理能力:25 MMScfd)およびガスパイプライン(約17km)の新設に係る設計・調達・建設工事役務
契約形態:ランプサム契約
受注額:非公表
完工予定日 :2024年前半

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