ダブル・スコープ、ハンガリーにLIB用セパレータの新工場

 ダブル・スコープ (東京都品川区)は6月17日、ハンガリーのニーレジハーザ市(Nyíregyhaza)でLIB用セパレータの新工場を建設すると発表した。

 ダブル・スコープの連結子会社であるW-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)は、リチウムイオン二次電池用分離膜(セパレーター)の製造工場を建設するため、昨年から調整を進めていた。このほど、ハンガリー政府に工場進出が承認され、ハンガリー外務省及びハンガリー投資庁(HIPA)主催行事において、ハンガリーへの約 7 億ユーロの設備投資を開始することを発表した。

 ハンガリー工場は、ニーレジハーザ市の南部工業団地に約82万m²の土地を確保し、2024 年下半期から順次ヨーロッパ地域の顧客に製品供給を開始し、2025 年までに年間12億m²を生産できる成膜ラインとコーティングラインを設置する計画。

 これにより、WCPは 2025 年には韓国・ハンガリー合わせて年間 23 億m²の生産能力をもつ生産設備を保有することになる。また、今後の需要増加に対応するため、追加投資も検討していく予定。

 今回の投資を通じて、優れた技術力と生産効率による高い価格競争力を実現し、技術開発、 生産能力、市場拡大などあらゆる面で企業競争力を高めていき、将来の電気自動車関連二次電 池用セパレーター産業をリードするグローバル企業を目指していく。

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