トプコンと西尾レントオール、タイでICT施工のデモンストレーション

・国家的データ活用プロジェクトで3次元データを活用

 ㈱トプコン(東京都板橋区)は6月8日、西尾レントオール(大阪市中央区)と共同で、タイ王国のインフラ整備技術発展の支援を目的に、TIGORS projectの一貫として高精度測位を活用したi-constructionによる施工見学会を6月22日に実施すると発表した。

■TIGORS projectとは
 タイ王国は、複数の政府機関によって設置された電子基準点を統合し、国家データセンター「NCDC」を設立した。そして、2022年3月に民間企業を含むユーザーに対してRTK*2補正データを含む高精度測位データの提供を開始した。

 日本政府は、JICA(独立行政法人国際協力機構)の技術協力プロジェクト「タイ国電子基準点に係る国家データセンター能力強化及び利活用促進プロジェクト(通称、TIGORS Project」を通じてNCDCからの安定的な高精度測位データの配信と利活用促進を支援している。タイ全土で高精度測位データの利用が進むことにより、新しいビジネスやイノベーションの創出が期待できる。

 トプコンはTIGORS Projectに協力し、建設現場における高精度測位データ活用したICT施工のデモンストレーションを行い、今後のインフラ整備に向けた先端技術の普及に貢献していく。

 詳細は、ニュースリリース