ロボット統計、2021年受注は25.6%増の 1 兆 786 億円、22年は3.6%増の 1 兆 1,170 億円

・2021 年生産額は22.5%増の 9,391 億円、22年は4.0%増の 9,770 億円の見通し

 日本ロボット工業会は5月30日、2021年暦年と2022年暦年の見通しを発表した。それによると、2021年における会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比 25.6%増の 1 兆 786 億円、生産額は同 22.5%増の 9,391 億円と、それぞれ過去最高となった。年間受注額は初の1兆円超えとなっている。

 2021 年は、地政学的理由や部品不足といった懸念材料があったものの、引き続き中国 からの需要が市場を牽引するとともに、欧米もコロナ前の水準に戻すなど、輸出市場を 中心に好調さがみられた。また、コロナ禍による事業継続や非接触観点でのニーズが生 じたことも追い風となり、全体として大幅なプラス成長となった。

 2022年は、先行きの不透明さが増す中、国内外での継続的な自動化需要の増加が期待 できるほか、コロナ禍による感染防止対策上での新たなロボットニーズも生まれており、 ロボット受注額は対前年比 3.6%増の 1 兆 1,170 億円、生産額は 4.0%増の 9,770 億円 と、それぞれ前年からの増加を期待している。

 詳細は、ニュースリリース