旭有機材(東京本社:東京都台東区)は5月 26 日、愛知工場(愛知県丹羽郡扶桑町)内に新工場を建設すると発表した。
旭有機材グループは中期経営計画「GNT2025」において、半導体関連製品を中心に成⻑を追求すること を経営方針として掲げている。また、投資戦略として 2021 年度から 2025 年度の5年間で、成⻑投資・定常投資向けに 220 億円を計画しており、この案件はその一環の投資となる。
新型コロナウイルスの影響から緩やかに経済回復する中で、昨今の半導体産業を取り巻く状況は、コンピュータや通信機器市場の活況を受け、需要が急拡大している。また、自動車の自動走行やスマートシティの実現に欠かせないロジック半導体に必要な技術の高度化も進んでおり、この環境は当面継続するものと予想される。
旭有機材はこのような旺盛かつ高度化する半導体需要に着実に応えるため、低メタル技術・合成 技術・精製技術を用いて電子材料用の製品を製造する新工場を建設することにした。竣工時期は 2024 年 6 月を予定している。
新工場建設により、市場の変化や顧客のニーズに柔軟に対応し、更なる事業拡大、企業価値向上に 努めていく。
<新工場の概要 >
名 称 : 旭有機材 電材第二工場(仮称)
工場所在地 (立地場所) :愛知県丹羽郡扶桑町大字南山名字新津 26 番地 4 (愛知県江南市和田町旭 24 番地)
主な事業:先端半導体向製品・レガシー半導体向製品の製造
建設開始:2022年12月
竣工予定:2024年6月